第1章

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 すると諒は、優しく麻也を抱き寄せ、耳元で囁いてくれた。 「…麻也さんてば、しょうがないなあ…」 そして、ベッドに行こう、と腰に手をまわしてくれた。  麻也は黒のジャケットを脱ぎ捨て、白のフリルシャツに黒のパンツのまま、ダブルベッドの上に仰向けになった。   そしてさらに諒を誘う目をしてみた。  潤滑油のワセリンをバッグから取り出した諒は、 「…もう、まったくお姫さまなんだから…」 身長174センチのお姫さま、183センチの王子様に笑われる…  諒もパープルのジャケットを脱ぎ、覆いかぶさってきて、キスをしながらシャツのボタンをはずしてくれる。
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