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すると諒は、優しく麻也を抱き寄せ、耳元で囁いてくれた。
「…麻也さんてば、しょうがないなあ…」
そして、ベッドに行こう、と腰に手をまわしてくれた。
麻也は黒のジャケットを脱ぎ捨て、白のフリルシャツに黒のパンツのまま、ダブルベッドの上に仰向けになった。
そしてさらに諒を誘う目をしてみた。
潤滑油のワセリンをバッグから取り出した諒は、
「…もう、まったくお姫さまなんだから…」
身長174センチのお姫さま、183センチの王子様に笑われる…
諒もパープルのジャケットを脱ぎ、覆いかぶさってきて、キスをしながらシャツのボタンをはずしてくれる。
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