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「なんで大学こねえんだよ。何かあった?」
タクヤから電話だ。
「ああ、ちょっとワケあってな。昼間は出られねえんだ。」
灰になるからな。
「昼間は出られねえって、なにそれ。お前、アパートにいなかったじゃん。俺心配して行ったんだぜ?」
「えっとわけあって。今別の場所に居るんだ。」
ウフフフ。
携帯の耳元で名波がわざと笑う。
「あーーーっ、今女の声した!なんだよ、女んとこ、しけこんでんのかよ!もう新しい彼女できたのかよ。今度紹介しろよな!」
そう言ってタクヤの電話は切れてしまった。
紹介なんて、できるわけねえだろ。
碧が、俺の体を撫で回す。
さて、そろそろ夜の帳に獲物を探しに行かなくては。
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