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「あれ?誰か越してきたのかな?」
近くの大学に通う青年、川間豊春(かわま とよはる)がその異変に気付いたのは外出先から自宅のアパートに帰ってきたときだった。
自分の部屋である102号室の隣室…103号室にダンボールが積まれている、この部屋は二ヶ月ほど前から空き部屋になっていたのだが、誰かが引っ越してきたらしい。
後で挨拶に行こうかな…などと考えていると…
ドオォン!
103号室の中から火薬が爆発したみたいな物凄い音がした。
「っ!?今のは…!?」
豊春は慌てて103号室に向かって駆け出す、もし何かしらの事故になっていたら大変だ、そう思い部屋のドアを勢いよく開ける。
そして豊春の目に飛び込んできたのは…
「……へ?」
なんか、マンガに出てくる魔法陣みたいな幾何学的な模様の真ん中で黒こげになっている少女の姿だった。
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