第1章

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あれから30分位経った頃、睡魔が襲う。 この感覚、何て気持ちよいのだろう。ふわふわと宙を舞う様な意識が遠のくこの感じ…もうすぐ眠りに堕ちる。あーもうすぐ。あと数秒……。 ドンドン 「うわっ、またか…また来たの?」 私はまたもやドアを叩く音によって昼寝を邪魔された。 もう身体は動かない。のろのろ起き出しても、きっと外にはもう居ないんだ。それなら居留守を決めこもう。出ない。出ない。出るもんか。 かと言って、もう眠ることは多分出来ない。 夜早く寝るとして、このまま起きていよう。 うだうだと考え事をしたり、夕飯は何にしようなど思案しながら身体だけは休めていた。
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