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さあ、就寝時刻。いつもより少しばかり早いが、休日に昼寝も出来なかったから早く寝て明日に備えよう。
前向きな思考で段取りをして、いざベッドへ。
アルコールも手伝ってか、思いのほか睡魔が早くやってきた。
うん!うん!
この感覚。昼間の二度目と同じ感覚。このまま…このまま……
バンバン
「何?……」
バンバン
「壁?壁を叩いてるの?」
朦朧とした意識で上半身を起こし、音の元を見やる。
「こっちの壁から?」
私は眠りかけた脳で考える。右隣りは初老のご夫婦が住んでいるのは知っている。左隣りは?
空き家なはず。
今日昼間に訪ねて来た人が左隣りに越して来たのかしら…
それにしても、五月蝿い。
寝ようとする度に邪魔をする。明日こっちから伺ってやろう。
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