5人が本棚に入れています
本棚に追加
ミーナ
「……ねぇ、お母さん。大事な話があるんだけど」
いつも通り、なんてことのない雑談をしながらの食事が進み、5分ほど経った頃。
いつもとは違う、真剣な顔をしてミーナは自分の母親に話し掛けた。
ミーナの母
「どうしたの?いつもならもっとバカ……おっと……アホみたいな顔してるアンタが」
ミーナ
「ねぇ今のはフォローしたつもりなの……?」
オレ的にはしてないと思う。
ミーナの母
「してるわよ。バカっ娘は単なるバカな娘だけど、アホっ娘はなんか、可愛い感じしない?」
ユウ
「なるほど」
ミーナ
「全然なるほどじゃないよ!?そんなのお母さんの主観でしかないよ!?」
ミーナの母
「そんなこと無いわよ。ねぇユウ君?」
ユウ
「はい。“アホっ娘可愛い”は全世界共通用語です。法律です。正義です」
ミーナ
「そこまで大規模な話なの!?」
ミーナの母
「まぁ冗談はここまでにしましょうか。で?大事な話って何?」
ミーナ
「……?……あっ、そう!大事な話があるの!!」
ユウ
「お前、話が脱線しすぎて自分から話を
振ってたこと忘れてたろ」
ミーナ
「……えへへ」
これだから母親にアホっ娘呼ばわりされるんだよ。
最初のコメントを投稿しよう!