第1章

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「こっちこそ、は?お前…この間の事もう忘れたのかよ。」 この…間……? 訳が分からずポカンとしているとよっくんは続けた。 「お前が別の男と二股掛けてたんだろ!?よくも俺の前に顔出せたもんだな!この淫乱女!」 「ちょっ…なんの事!?」 私の問いによっくんは聞く耳を持たず振り返りもせずに歩いて行ってしまった。 「なに…?」 私は混乱して泣きながら大学で一番仲の良い宏美へ電話を掛けた。 「もしもし…宏美?」 簡単に事情を話すと直ぐに近くの喫茶店で落ち合おうと来てくれた。
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