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これから
「さっき知ったんだが、どうやら、神社の鳥居に飛び込むと、
消えてしまうみたいなんだ」
「へー、そうなんだ!」
「飛び込む人に、あ、幽霊だが、事情を話して、
服をもらえばいいんじゃないかな?」
「でも、危険かもしれないよね」
「そうだよな。捕まれて、
一緒に連れて行かれるかもしれないからな」
「近づかない方がいいかな?しばらくは」
「そうしよう!病院服じゃ、
ムードが出ないかも知れないけどな」
「そんなことないよ。大丈夫だよ」
「そうだよな。しばらくは、このままでいたいよ」
「わたしも、そうするわ」
祥子は、オレの肩に頭を乗せて、目を瞑った。
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