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それから僕達は長い時間、街中を歩き続けた
何も言わず何も考えず…たぶん何かをしてないと頭がおかしくなりそうだったのかもしれない
自分が今日したこと…なんであんな行動をしたのか分からない
ただ…
高倉さんは店から出てずっと震える手を一度も離すことはなかった
歩き疲れた僕達は沢山車が通る橋の上の道端に座る
「ねぇ…」
高倉さんの顔はなんとも言えない表情をしている
「これで良かったのかしら…」
誰がどう考えても僕より貴明さんを彼氏に選ぶだろう
でも高倉さんは僕を選んだ
「わからないよ…」
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