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俺の肩に顔をのせた純平はこたえる
「ちが…違うんだ…拓三さん…」
この期に及んでまだ言い訳をしようとする純平に苛立ちを感じた
ガスッ!
ガスッ!
ガスッ!
俺は純平の話している途中にナイフを抜き3回腹部を刺した
純平は口をパクパクとさせたまま地面に崩れ落ちる
雨にうたれ泥まみれになった純平はすぐに動かなくなった
「ギャハハハハハハ」
それを見て気が狂ったように笑う里美
これでいい…
詩織も隼人も純平も裏切り者だ
そしてターゲットを殺した今
俺と里美はこの島から出られるはずだ
やむことのない雨は俺の服についた返り血を少しずつ洗い流していった…
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