第1章

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君との思い出の詰まったこの家は忘れたくても君の事忘れさせてくれない。 君がキッチンで俺がプレゼントしたエプロンを着けて料理する姿… たまに2人で並んで立った場所。 お揃いだね!!って言って2人で買った食器類。 「無理!絶対ヤダ!」って言いながらも最後には折れて一緒に入ってくれたお風呂。 沢山抱き合って愛し合って眠ったベッド… 部屋のどこに居ても君を思い出す… 前に進むためにここから離れよう… 隆「なぁ実彩…」 実「ん?」 隆「ずっと一緒に居ような!?」 実「え?どーしたの急に?!(笑)」 隆「いいだろ…別に!」 実「ふふっ(笑)当たり前でしょ!ずーっと隆と一緒に居るよ!!」 俺の大好きなあのクシャとした笑顔でそう言った君はもう俺の隣にはいない… あの日何も言わず突然と姿を消した君… 実「たか…あのね!」 隆「ごめん!今忙しい!」 あの時ちゃんと話を聞いてれば… ねぇ…君は今どこにいるの? 誰といるの? 幸せですか? あの日から2年になる。 俺はあの日から何も変わらず君だけを待ち続けてる… でも…いい加減次の恋をするよ… 前に進めないから。
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