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「フハハハハ!」
「絵姫先輩っ!」
オレがキッと睨むと、
「ごめんねー。騙すつもりじゃあ、なかったのよ?」
ほんわかと答えた。
「ご苦労だったな、アイ。さすが我が心の友」
「アイ?」
「わたしのことよ。そういえば晴水くんにはまだ自己紹介してなかったね。生徒会書記の絵姫愛智(えひめ あいち)と言います。よろしくね」
ビーナススマイル。
やられたぜ。
ハニートラップ。
「アイに晴水を呼ぶように頼んだのは私だ。キミとゆっくり話しをしたかったからな」
保科先輩は部屋に置かれた高そうな机に腰掛け、そう言った。
「用があるんなら、自分で来ればいいじゃないですか」
「私が行ったらキミは来ないだろう?」
「ああ、嫌われてる自覚はあったんですね……」
「でも、そんな照れ屋なキミが大好きさ!」
「照れてないし、嬉しくもないです」
「バイクから飛び降りるくらい元気で素敵なキミよ!」
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