第三章『僕は友達が欲しい』

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「あれは振り落とされただけです! つーか、大半はあんたのせいですからね」 ついでに教室に友達がいないのも……。 「それはキミの人格的欠陥によるものじゃないか?」 また心を読まれた! 「違います!初っ端から停学を喰らったから、危険人物扱いされているんですよ!」 「孤高な一匹狼ね!」 絵姫先輩がなんか言ってる。スルーだ。 「ふむ……危険人物扱いか……。なら晴水、キミは生徒会に入りたまえ」 「生徒会……?」 「そうだ、植え付けてしまった危険なイメージを払拭するには持ってこいの組織ではないか?」 「生徒会か……。たしかに真面目さをアピールするならいいかもしれない……」 「うむ、そうだろう」 「よし、オレ、生徒会に入ります」 オレは即決した。 生徒会で地道に真面目な活動をし、マイナス印象を少しずつでも取り除いていこう。
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