第1章

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生きていることが ホントに辛かった どうすることもできない現実にうちひしがれてた 涙も枯れ果て 前にも 後ろにも 進めない どんなに頑張っても認めてくれない両親 あたしの他に恋人のいる彼氏 職場の最悪な人間関係 どこにも安らげる場所なんてなかった 自分が壊れてしまわないように 必死だったけれど もう疲れた 全てに 疲れた 枯れたはずの涙が一筋頬をつたった 『もう頑張れない』 そう呟いて 外に飛び出したんだ
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