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「あ、はい。すみません。」
思わず、謝罪をするりさ。
「何度も申し上げていますが謝罪もマイナスです。今後の行動に生かしてください。」
「す、すみません。あ、…」
「はぁ、もう結構です。時に轟さんはいつまで客人を玄関前に立たせているきですか?」
恭介はそういうと半ば強引にりさの家の玄関に一歩を踏み入れた。
「ちょ、ちょ、ちょっ、主任!待ってください!ちょっと待ってください!」
しばしフリーズしていたりさの頭が急回転を始める。
(え?なんで?は?なんで神山主任がここにいるの??へ?なんで?!)
「げ、玄関ではダメですか?」
(部屋なんて掃除してないよ!絶対無理!)
恭介を抑え、部屋への侵入を阻止しようとするりさ。
「ほう、轟さんは客人にこのような態度をとるほど、教養のない人間なのですか?マイナスですね。」
挑発するような目。蔑む視線。
「う…。」
と、たじろぐりさ。
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