第1章

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「うっ、わかりました。とりあえず少しだけお待ちください!」 そう言って一旦ドアを閉めたりさはもうダッシュで片付けを始めた。 (こんなことなら日頃から片付けておけばよかったー!!) そう考えても後の祭りである。 (とりあえずヤバイものだけ隠しておこう。) と、ものの数分で部屋を片付けたのであった。 (でも、なんでこんな時間に?私大きなミスでもしてたのかな…。) 手を動かしながらも急に不安になってきたりさ。 (あーあ、せっかくの金曜日か台無しだな…。) そうは考えても、玄関のドアの前に神山恭介が居るのは事実。 (なるべく早くお引き取り願おう。) そう考えて玄関へと向かうりさ。 その扉の向こうからやって来るのは、りさが想像もしていない、いや、することもできない未来であった。
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