1人が本棚に入れています
本棚に追加
/7ページ
引越し先
「こんにちわ!昨日引っ越してきたの。よろしくね!」
「おお!えらい別嬪さんやな、よろしく。
わて、シンジ、ゆうねん。よろしゅーな!」
「わたしは、ローラよ。よろしくねっ!」
「おい、ジェームス、なんかゆーたれや」
「あ、ああ、ローラさん、はじめまして。
ボク、ジェームスです。よろしくお願いします」
「あれ?ふたりって、ひょっとしてBL?!
わーぁ!なんか、ドキドキしちゃうわぁー!」
「まぁ、ずーっといっしょにはおるけど、
そういう関係はおまへん」
「そうだよ!そんなことは、なかったけど…」
「ジェームス?なにかあったの?」
「ちょっと、いやらしいことされたりしたことは
あったけど…」
「やっぱりやってるんじゃなぁーい!
シンジ!ウソは言わない方がいいわよ!」
「ちょっとした出来ごころでんがな、気の迷い、
ちゅーやつですわ!」
シンジは、頭をかいて、続けて言った。
「ところで、ローラはんは、どっから来てん?」
「わたし?高知からよ。ここまで、遠かったよ」
「飛行機でひとっ飛びちゃうのん?」
「そんなことしてくれないよおー!オーナー、ケチだもん」
ローラは、ほっぺたを膨らませた。
そして続けて言った。
「ジェームスかわいいね!私のタイプかも!」
「えー!そうなんですか!わーい!ここから出られるかも!」
最初のコメントを投稿しよう!