第1章

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海外で、家族と親しい友人だけの式を終え、美香は職場に戻った。 「タカナシ、になりました。」 と、式後最初に会ったとき美香は言った。 『小鳥遊』と書くらしい。 珍しくて、でも素敵な名前ね、と言うと、美香は、 「嬉しい!ありがとう!」 と、過去にないほど、幸せそうな笑顔を弾けさせた。 「あ…。」 一緒にいた佐枝子が小さく声をあげた。 「あの完璧彼氏…確か名前佐藤さんだったわ…。」 欠点って…。 もしかして名字?!
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