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男の名は新見錦。
銀色の髪には切り殺した男の返り血がついていた。
右手に持つ刃からはぽたぽたと、血が零れていた。
カチリ
握りしめていた刀を鞘におさめた。
「は、っ汚ねえ、手だよな…」
こんな血に汚れた手でも俺にはこの道しかねぇんだ……。
芹沢さん、あんたの道を阻む者がいるなら俺が全てぶっ壊して道を開ける。
例え死んだ先が地獄であろうともな…。
チリン
「ん?」
なんだ?!
チリン
「鈴の音か……」
チリン
なんだ?この近くから鈴のが響いてきてるのか?
「ちっ……めんどくせえけど気になってしょうがねえ!」
チリン
また何度も鈴の音かした。
まるで俺を呼んでるみたいに………。
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