第一章 物語の始り

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西暦2015年 春。 ある少女は歴史資料館に要った。 パラ パラ パラ パラ 「ふう~、やっぱり。 どの歴史資料も芹沢さんや伊藤さんは悪人だったしか書いてないな」 幕末の全ての出来事の本や資料を読み終えった彼女は、立ち上がり元の棚に戻しっていった。 本や資料に食い入り文字を読み始めて、かれこれ3ヶ月経過した。 父親が勤務している歴史資料館で誰も近寄らない部屋があり人が出入りしないため、その部屋の掃除を頼まれ昔の資料や書物を整理しに来た時だった。 幕末の流れや歴史を読んでいるうちに、興味がでてもっと知りたくなり父親に許可を貰い学校が終わりしだい毎日通っていった。 書物を読んでいくなか 幕末の中で新撰組が英雄だった。 負けたのに武士らしく死んだ。 土方や沖田は新撰組で活躍した。 でもそれより興味を引かれた。 悪役として歴史に消えた芹沢と伊東の男達。 遣り方は間違っていても彼らのおかげで新撰組は歴史に残ったとも書き残されていた。
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