隣人は猫で、僕の彼女。Full Ver.

14/33
前へ
/33ページ
次へ
僕は遂に隣部屋のインターフォンを押した。 でも、ドアは開かなかった。 開かないと分かっていながらも、もう一度押した。 やっぱりドアは開かず、部屋の中からは物音ひとつしなかった。 このまま、この猫を放置するわけにはいかない。 あとで飼い主がどうこう言おうと言える立場なんてないはずだ。 この猫は僕が面倒をみる。 なにがなんでも、僕が守る。
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

81人が本棚に入れています
本棚に追加