6人が本棚に入れています
本棚に追加
ようやく見つけたヤツを逃してなるかっと、スリッパで見事無事に撃退成功。
なんか…疲れた。
彼女がトイレットペーパーをロールごと渡したので、適量取って半分潰れたゴキブリを掴み、ゴミ箱をキョロキョロと探す俺に「あ…トイレへ…ゴミ箱はダメ…です」
どうやら死骸でも一緒の部屋の中に捨ててあるというのも嫌という事のようだ。
俺はトイレへ向かい、それを流した。
淡いピンクで統一され、綺麗で良い香りのトイレだった。
無事、ゴキブリ退治の使命を終え「じゃ…帰りますんで…」と、玄関へ向かう俺に、何度も何度もお礼を言っていた。
安心したからか笑みを浮かべた彼女は、やはり可愛いく、俺はすっかりいつも通りオドオドとしながら彼女の部屋を後にし自分の部屋へと戻った。
最初のコメントを投稿しよう!