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仕事の帰り、本屋に立ち寄る。
今日は「異風の彼方」の発売日だ。
その本はレジ前の目立つ場所に置かれていた。
元々、どれ程積まれていたのか分からないが、すでに残り6冊となっていた。
早く読みたくて、ワクワクしている。明日から三連休を取っていた。
おそらく徹夜で読み明かす事となるだろう。
本当に面白い本は読み始めてしまうと、もう途中ではやめられなくなる性格だ。
部屋の鍵を開けながら隣の扉に目をやっていた。
居るのか居ないのか、廊下は静かだった。
今日は読書に没頭したいからゴキブリよ、出ないでくれよ。
そう心の中で呟き部屋へと入った。
大急ぎでシャワーを浴びパソコンを付け、いつもの場所へ。
既に、[買った][今から現実から外れます][読み始めた]等々、書き込みが数件あった。
ランポ:[よっしゃぁ!今夜は徹夜で読む! じゃっ(-.-)ノ]
と、俺も書き込み、早々に夕飯を終え、ベッドに転がるとページを愛おし気にめくった。
そして夜闘 夢の織り成す独特な世界へとあっという間に入り込んでいった。
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