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連休中、寝る間も惜しんで「異風の彼方」を読み更けっていた。
そして残りのページも俺の今までのペースで読むと2時間もあれば読み終えてしまう位になった。
読み終えてしまうのが勿体ないような気持ちと、早く結末を見届けたい気持ちが交錯する。
アキラは読み終えたらしく、[まだか?][どこらだ?]と聞いてきていた。感動を分かち合えないのがもどかしいといった感じだった。
ランポ:[あと少しになっちゃた]
暫くして、アキラから[読め!!!]と返信が来たので、冷めたコーヒーを飲み干し、いよいよ諦めてベッドに転がると名残惜しいが最後の集中を始めた。
すぐに俺は自分の部屋に居る事もベッドにゴロゴロしてる事も忘れ、本の中の世界の住人となっていた。
そして、最後の数ページでは、俺はホッコリ微笑みながら泣いていた。
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