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休みの日、外の騒音で目が覚めた。
時計を見ると、昼の11時半を回っていた。
どうやら空いていた隣の部屋に誰か引っ越して来たようだ。
やだな…
廊下なんかで、顔を会わせる事も出てくるだろう隣人に、面倒臭さと不安を感じた。
俺は買ってあったカップラーメンに湯を注ぐと、箸とそれをもって机の前に座り、パソコンの電源を入れる。
アキラも、まだ寝てるか…
カップラーメンをすすりながらまだ俺達の[おやすみ]から何も書かれていない掲示板に書き込みをする。
ランポ:[おは。 なんか隣 引っ越してきたかも。 煩くて目が覚めた]
暫く待ってもアキラは現れない。
なんだ…今日はアキラも来ないのか…つまんないな…
寂しさと残った今日の時間が退屈であろう事に溜め息をつき、夜闘 夢の中でも一番好きな「蕀の門を開け」という本を手に取ると、ベッドに転がりパラパラと読み始めた。
勿論、もう2回は読んではいるのだが。
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