第3章

11/11
前へ
/41ページ
次へ
「じゃあね、ゆうとくん」 「うん。ばいばい」 夜10時を過ぎた頃、彼は帰ると立ち上がった。 「またいつか」 「そんな悲しいこと言わないでよ。いつでも連絡してね」 「ふふっ」なんて笑った彼は、一度頷いて玄関からいなくなった。途端に静かになる家の中。俺は慌てて上着を羽織り、家を出た。 こっそり家の影から辺りを見渡し、彼の後ろ姿を確認する。 決めたんだ。俺は彼の仕事を見る。それが俺にとってプラスになるのかといえばならないし、きっとマイナスなことばかりだろう。だけど知っておかなきゃいけない。殺し屋の彼を愛すためなら。

最初のコメントを投稿しよう!

42人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>