にしちあ

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腕を組んでいる相手は 隣のクラスの女の子 女の子は私に気づき 隆弘とキスをした 1番恐れていた光景 頭の中が真っ白になった 女の子が私に何か言って走り去って行ったけど 何も耳に入らなかった 隆弘が寄ってきた とっさに出た言葉は 千「ごめんね」 しか出てこなかった 普通なら、泣き叫んだり、怒鳴り散らしたりするでしょ? だけど、私はそんなことできない 今でも、隆弘が好きだから 幸せになってほしいから こうなったのも私が、幸せにしてあげられなかったから 私なら、隆弘の浮気症を直せる、直してみせると思ってた けどね、ダメだったみたい この気持ちを、隆弘に伝えた 最後に少し笑ってみたけど上手く笑えてたかな? そして 千「ごめんね、私ね隆弘のこと今でも大好きだよ だけど、別れよう」 そう、この答えが、隆弘にとっての新しい道を作ってくれると思った 隆弘の顔を見ると涙を流していた 確か噂で、別れ話で泣いたとがないって 千「うふふ、泣かないで。隆弘は、悪くないよ?責任は私にあるから いつまでも、隆弘の幸せを願ってるからねニコッ」 その瞬間、隆弘に抱き締められてた そして、 隆「ごめんな…ごめんな泣、俺も、千晃のこと大好きだよ でも、俺なんかといても、千晃を幸せにできないから 別れよう、絶対幸せになれよ、千晃」 嬉しい言葉なのか、悲しい言葉なのか 分からない 千「うん!今までありがとう! 最高な思い出をありがとう、隆…にっしー!」 そう、もうカレカノじゃないから 「にっしー」 そして、二人とも背を向けて歩き出した 別れ方は、複雑だけど、未練はない そして、最悪な恋でもない 最高な恋だった 私は、少しでも貴方を幸せにできましたか? ありがとう隆弘 貴方の幸せをいつまでも願ってます end
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