にしちあ

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千「ごめんね」 俺は耳を疑った この状況で聞いた時のない言葉 千「私じゃ、隆弘を幸せにできなかったね、私ね、隆弘が浮気症の癖があること知ってたの でもね、それでも隆弘が大好きだったんだ、隆弘の優しさ、隆弘の少し意地悪なとこ、隆弘の全部 私なら、隆弘を幸せにして、浮気症の癖をなくなると思ったんだけどな、 ダメだったみたい(ニコッ)」 笑顔で言っていたが、目には涙がたまっていた こんなに俺を思ってくれるヤツはいなかった みんな、俺の見た目、目当てのヤツばっかだった けど、千晃は他の奴らなんさと比べ物にならないくらい 俺を1番に思ってくれていた もう、俺は、言葉が出なかった 千「ごめんね、私ね隆弘のこと今でも大好きだよ だけど、別れよう」 今更後悔しても遅かった いつの間にか、俺は泣いていた 別れ話で、泣いた事のない俺が、 千「うふふ、泣かないで。隆弘は、悪くないよ?責任は私にあるから いつまでも、隆弘の幸せにを願ってるからねニコッ」 その瞬間俺は千晃を抱き締めた 隆「ごめんな…ごめんな泣俺も、千晃のこと大好きだよ でも、俺なんかといても、千晃を幸せにできないから 別れよう、絶対幸せになれよ、千晃」 今更気づいた、 こんなに最高な女の子はいない だから、俺なんかにはもったいない 千「うん!今までありがとう! 最高な思い出をありがとう、隆…にっしー!」 彼女は最後まで笑顔だった
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