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それからいろいろ、本当にいろいろあったんだ。
私にも、アキちゃんにも。
あの後、お互い色んなとこに越しました。
でも「アキちゃん」みたいな人には会った事がありません。
今はとても離れて暮らしています。
お誕生祝いなんてしないし、年賀状もやり取りしない。
結婚祝いもしませんし、特別に何かしたの覚えがないです。
お互い住所、今、わかんないし。
――だけど――
ほんとに辛くて、どうしようもなくて、夜中にかけた電話だったっけ。
一緒に電話口で泣いてくれた。2人で泣いて会話がボロボロで。
あれからも、あなたの口から出た言葉が私を支えてくれた。
「生きてんだよ!すごくない?!」
「好きに生きていいんだよ~」
「私だって、辛くてしんどい時あるんだよ~わかる?自分だけじゃないんよ」
「だって、あおちゃんの事好きだもん」
あなたがくれた言葉たちは、私に自分を生きるって世界をくれました。
――――――――――
数ヶ月前に、ひょっこり電話が来ました。
「あおちゃ~ん。ちょっとさ~どう思うよ~」
散々、最近こうだああだと話して……。
ちょっと元気なかったのに、最後スッキリしたよって。
近況喋ってそれでいいの?
「うん!だって私間違ってないもんって自信持てたから大丈夫」
そんな、他愛もない電話をお互いたまにします。
そうそう、電話の最後に、
「なんかさ~。あのアパートでさ、うちら会って。まだこうやってんだね。それって凄い事だよね!!」
そう彼女が言いました。
10年程前、隣に引っ越してきたのは「私」
そして今――――
――――私は、アキちゃんにとって連絡取りたくなる人だそうです。
《おまけ》
東京オリンピックで再会しましょう!コレが私達の目標です(笑)
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