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湊を部屋に入れるのはこれが2回目だった。
......なんか、緊張する......
今日泊まるってことは、つまり、その......そういうつもり、なんだよね。
実を言うと、私は男女のそういう行為がとっても苦手だ。
あんな恥ずかしい行為、なんでしなくちゃいけないんだろうぐらいに思っている。
でも湊は彼氏だし、湊は彼女とそういうことがしたいんだよね......
「適当に座ってて。ビールとおつまみ用意するから」
一人用ソファに座るように湊を促す。
冷蔵庫を開け、湊の好きなビールと自分の好きなビールを出した。
湊は勝手にテレビをつけ、もう自分の家にいるかのようにくつろいでいる。
そんな自然体な湊だから、好きなんだよね。
枝豆を茹で、豆腐サラダと煮豆の簡単なおつまみをテーブルに置き、湊の隣に座った。
ビールで乾杯した後、おつまみを口にしながらテレビを観て、たわいもないことで盛り上がる。
湊といるといつも楽しいし、リラックス出来る。
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