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「えっ、強姦に襲われてると勘違いしたの!?」
やよいは私の部屋のリビングルームに座り、ことの事情を話した。
「ごっ、ごめんなさいっっ!!!
美来さんの部屋から『ギャーッッ』っていう叫び声がしたから、気が動転しちゃって......
気がついたら包丁持って美來さんの家の前に立ってました......」
「ハハッ...てか、強姦も襲うならぜってぇ美來じゃなくて、やよいちゃんにするでしょ?
美來から隣にめちゃめちゃ可愛い子が引っ越してきたって聞いてたけど、マジ可愛くてビックリした」
「えっ?......い、いえ、そ、そんな...こと、ないで、す......」
やよいはその言葉に縮こまって全身を赤くさせた。
ピクッ
まぁさ、事実だけど...普通、彼女目の前にして言うか?そのセリフ......
やよいって、湊の好みのどストライクなんだよね。
湊と付き合う前にいいって騒いでた女の子たち、みんなこんなタイプだったもんなぁ。
なんで湊は私と付き合うことにしたんだろ......
気楽だから?
たまたま側にいたから?
暇つぶし?
......かなり疑問だ。
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