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「あ...」
「美、美來...さん」
「ゲッ、美、來......」
......最悪だ。
やよいは私を一瞬見上げて泣きそうな顔を浮かべると、バックヤードから走り去った。
残された私と湊の間に気まずい雰囲気が漂う。
しばらくして、湊がポツリと言った。
「聞かれちまったから弁解のしようがねぇけど、本当にちゃんと話すつもりだった。
お前はいい奴だけど、なんか彼女って感じじゃねぇんだよな。
わりぃけど、別れてほしい......」
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