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やよいが向かい側から私の方へと近づいてくる。
「私が好き、なのは美來さんなんです......
ずっと...ずっと、好きだったんです....」
「え、え、え、え.....
ちょちょちょちょちょと、待って......」
迫ってくるやよいから逃げるように後退りする。
ドスッ
後ろの書棚に躰を大きくぶつけてしまい、一冊の本が落ちてきた。
それはアルバムで、落ちた拍子に写真のページが開いていた。
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