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こ、れ......
そこには......
バスケ部のインターハイ、運動会、文化祭、中学の卒業式などの私の写真が貼られていた。
驚きで目を見張る私に、やよいの小さな声が落ちる。
「...私、美來さんと同じ女子校で、ずっと憧れてたんです。
でも、美來さんはいつもみんなに囲まれてて近づけなくて、遠くから見つめてるだけでした。
美來さんの周りにいたお友達みたいに可愛くなりたくて、頑張って努力して、大学も同じとこ行って、アパートも隣同士になれたのに......
美來さんには湊さんていう彼氏がもう、いて......」
突然のやよいからの告白に頭がパニックだ。
な、なになに?え?え?やよいはずっと私のことが好きで、追いかけてきたってこと?
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