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「どうしたの?」
「エティアさん、胸大きくて良いなぁ~って。どうしたらそんなに大きくなるんですか?私も大きくしたくて、牛乳飲んだりマッサージしたりしてるんですけど、なかなか大きくならなくて」
「あら、クレアちゃんの胸だって形キレイで素敵じゃない」
「そうですか?」
自分としてはボリュームの方が気になるが、エティアに褒められれば素直に嬉しい。
けれどエティアだってもちろん形もキレイなわけで。
「エティアさんの胸触ったら、大きくなるご利益ありそう…」
つい考えていたことが口を突いて出て、慌てて手を振って否定する。
「あ、わ、ごめんなさい。私、何言ってるんだろう」
恥ずかしくて、穴があったら入りたいとはこの事だと思いながら真っ赤になりながらエティアの顔色を伺うと、彼女はキョトンとした後怒るどころかクスリと笑った。
「何なら少し触ってみる?」
今度はクレアがキョトンとする番だった。
カンナはモヤモヤした気分のまま、バスルームへと頼まれた袋を持って向かっていた。
何であんなにエティアはおっちょこちょいなんだろうかと、小さくため息を吐く。
もし袋の中身の全容を聞いてしまったら、どんな顔してクレアと会えば良いのか分からない。
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