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「歌うことは大好きで歌手になりたいって思ってて、だからこそ同い年くらいのエティアさんが銀河のトップスターになっていくのを見ていて、凄いな、カッコいいなって思ってたんだよ。まさか一緒に歌ったりすることが出来るなんて、夢にも思わなかったけどね。エティアさんは私の憧れの人で、大好きで、これからもずっと同じステージに立ちたいなぁ。これだけはカンナくんにも叶わないもんね」
最後は悪戯っぽく笑いながら言うので、そこはクレアに譲るよと答えようとした時だった。
「あら、私の告白大会?」
声の方を振り返ると、ドアが開いてエティアが姿を現した。
「エ、エティアさん?いつから聞いてたんですか?」
クレアが飛び上がりそうなほど驚いて、赤くなりながら尋ねる。
「えっと、カンナに負けないくらい大好きってあたりかしら」
「ほとんど聞いてたんですね。うわ~何だか恥ずかしい」
頬のに手を添えて、顔の熱を確認する。
「何で恥ずかしいの?クレアちゃんの気持ち、嬉しかったのに」
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