第1章

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家に着いたのは11時過ぎてた。シャワーを浴びてミネラルウォーターを片手に夜景見ながら溜め息をつく…あ~今日はもう寝よ。 明日は休みだ。今まで集めた証拠の整理をしよう。 朝から俺は頭をフル回転!蓮の死が自殺じゃないって事を証明してやるんだ! パソコンに打ち込みながら、ムカついてくる。蓮が勤めてた会社の課長…奴は黒だ!なぁ刑事さん、何でもっと調べてくれなかったんだよ。 この世の中、殺人なのに自殺とか事故とか真実と違う扱いの事件なんてざらにあるんだろうな…… ピンポ~ン。 誰か来た。 モニターで見る。 「はい。」 「隣に越して来ました秋月と申します。ご挨拶に伺いました。」 あっ昨日の引っ越しのトラックはこの人か。怪しくはないかな…大丈夫かな 「ご丁寧にどうも。今開けますんでお待ちください。」 カチャ 「あっっ、おおお忙しいところ申し訳ありません。隣に越して来ました秋月と申します。これつまらないものですが…」 と菓子折りを差し出され、いらねぇ~とも言えないし 「ご丁寧にどうも。春川です。じゃ遠慮なく頂きます。ありがとうございます。」 「よよよろしくお願いします。」 「こちらこそ、よろしくお願いします。」 「ででは、失礼します。」 ふっ…終始テンパった感じのお隣さんだったな。同じ年くらいかな? 俺の部屋はタワーマンションの37階の角部屋。夜景は最高。44階にはスカイラウンジがある。 コーヒーを淹れにキッチンに行く。カウンターの上の砂時計を見た時、カタン…コロコロ…砂時計が倒れて転がった…。 !!! ……心霊現象?
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