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「君が“これ”を?」
「そうよ。私が4時44分にここの神様にお願い事したの!私と佐々木響我しかいない世界を作ってって!そうしたら本当にみんな死んじゃって笑えるわよね!」
少し興奮しているのか、息が荒く、眼球が今にも飛び出そうな程に開いている。
「そうか。じゃあ、君と一緒に生きるしかないんだね僕は。」
それを聞いた時、彼女は勝ち誇った笑みを浮かべて、ベッドのシーツをトントンと手で叩いた。誘っているのだ。
「じゃあ、背中をこっちに向けて。」
言われるがままに背を僕へ向けて、急かすようにチラチラと目配せをする。
僕は一度、保健室の扉へと視線を移す。どうやら、悪魔は近くにいないようだ。
「いくよ。」
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