【潜神様】

ー刃血ー

僕はまず軽く彼女の指先に触れる。こういう行為は焦らすのが肝心なのだ。早々に終わらせようとするのはただの“欲求不満（バカ）”だ。

そして耳に息を吹きかけると、くすぐったいのか何とも可愛らしい反応を見せる。

「ちょっと焦らさないで！」

彼女のその言葉は強気だが、声は何とも力が抜けて、弱々しい。僕はそろそろ触ろうかと、手を胸へと近づけた。

制服のボタンを1個ずつ丁寧に外していく。ホックも手際よく外すと、彼女の大人に成長した上半身が、産まれたばかりの赤児の状態と化した。

彼女は経験豊富に見えるが、本当にそうらしい。状況判断に長けて、喘ぎ方も上手だ。何人の男性がこれに興奮したことだろう。

僕は胸から彼女の頬へと手を伸ばす。肌を優しく撫でては彼女の反応を楽しんだ。

そして、僕は彼女の首を両手で握り締めた。