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「……俺の体力切れを狙ってるなら諦めろ!」
背後からそう聞こえるが、僕は無視する。違う。狙っているのはそれじゃないと。
やはり、“外”じゃあまりいないのか?どうすればいい。一体どうすればーー
「……そうだ。」
僕は再び本校舎へと入り、適当な階段を上っては、廊下を駆けて、再び下りる。そして、本校舎を出て、旧校舎へと駆け込んだ。
「はぁ…はぁ……はぁ……。」
「やっと、止まってくれたねぇ。鬼ごっこはもうおしまいかな?」
笑顔で尋ねる彼に、僕は「ここを覚えているか?」と質問に答えず、逆に質問をした。
「君と、初めて会った場所だよねぇ。」
ああ、そうだ。僕は頷き、更に付け加える。
「そして、お別れの場所だ。」
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