第1章

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家は集合住宅の隣に立ってる家なんだが、周りに一戸建てのものは無い。 こんな所、俺ながらよく買ったなーと思ってる。 こんなところに先日、隣に引越して来るからと挨拶に来た奴がいる。 顔はフードを被っていて見えないし、手も手袋で隠れてるし。素肌がどこも見えないやつだった。 火傷か何かで見られたくないんだろうと思ってて、その時はよかったんだ。 その数日あと、仕事から帰ってくると隣に家がたってた。 家の前には挨拶に来たやつと同じ格好の奴がいて、手袋だけ外してたんだ。 そこから見えてたのが触手みたいなやつで、話しかけずに急いで家に入ったんだよ。
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