11人が本棚に入れています
本棚に追加
顔には出さないけど、内心パニック状態。
どうしようかと焦っていると、黒沢さんはベッドに横になり天井を見上げる形で、ゆっくりと口を開いた。
「初めて会った夜に、言ってたよな?」
「え?」
「お前は俺が居なくても大丈夫だよなって言われて振られたって」
今更、何の話?
どうして苛めたくなったのか尋ねたはずなのに。
「確かに、仕事もできるし、しっかりしてる。背もわりと高いし、スタイルが良い。可愛いって言うよりは美人だよな。」
……褒められてる?
ちょっと嬉しい。
最初のコメントを投稿しよう!