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…今日もカッターで自分の腕を切る
ザシュッ…
不思議と痛みは感じなく 逆に幸せになってくる
勉強机に寝転がった黒い兎のぬいぐるみは 心配そうに私を見つめた
白いリストバンドで過去の傷と新しい傷を隠して
ぬいぐるみを撫でて「大丈夫」と微笑んだ
────
だが少女は知らない
自分の頬に涙が伝っていた事を いつの間にか ぬいぐるみを抱き締め声をこらえて泣いた事を
今日も彼女は 自分自身を知らんぷり
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