プロローグ

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「あ! そうそう!スフィンクスの顔って、人間だったよね? 今は猫みたいに見えるけど」 『ヒトが勝手に変えたのです。元は羽の生えた巨大猫のことをいいます。そして、現在、有名であるスフィンクスと、我は別の物です。我は砂漠の砂に埋もれておりました。今ここにある、ピラミッドと、ともに』 「そうなんだ。スフィンクスって、いっぱいあるんだ!」  クレオは、笑みをたたえながら言った。 『しかし、古代のスフィンクスも、元々は猫だったのです』 「えっ! そうなの?」  クレオは、驚いた顔をした。 『はい、そのような記憶がございます』 「えっ? その理由ってなぁに?」  クレオは、不思議そうな顔をして言った。 『はて? その事実は知っておるのですが、説明はできませぬ』 「そうなんだ…」
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