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クレオは、目を瞑り、少し集中した。
「あ、ほんと! ここにもあるわ!」
『さっきと同じ要領で、光がいっぱいになった時、鏡を連想してください。』
「うん、わかったわ。んー。あ、今度は早くなった! うん、鏡!」
クレオの左手に、鏡がある。
「えー! これ、どこからきたのー!」
『クレオが生成したのです。なにもないところから、物を得る能力です。我がクレオに服をお出ししたり、家を建てたのは、材料から生成しただけです』
「そんなこと、できるのか!」
紅葉が驚いたように言った。
『クレオにだけ、できる能力です。ピラミッドのエネルギーだけを使います。材料は、ピラミッドの中にあリますが、これは、わたくしが使います。ピラミッドから離れていても、そのオブジェを通して、わたくしを経由し、ピラミッドのエネルギーで、生成ができます』
「それじゃ、ご飯とかも出てくるのかな? 朝ごはん、食べてないよ」
「クレオ、そういう無駄遣いはするな。食べ物は、帰ってから食えばいいろ」
「うん、そうする」
『あーはっはっはー!』
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