プロローグ

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『それでは、移動いたします』  ゆっくりと、動き出したの。でも、わたしが乗っているのって、砂、よね? もう、どうでもいいけどね。ふう、生きた心地がしなかったわ。わたしは、毛づくろいを始めたの。 『あ! 姫! お待ちを!』  姫って?わたしが? 『はい、クレオパトラ様』
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