アトランティスで発見!

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「おい、これって…どんだけ広いんだぁーーー!!」  見渡す限り、陸地だった。 「これはどこをどう探検すればいいのか…」  紅葉は考えた。 「スフィンクス! おまえ、気になる場所とかってないのか?」 『我にわからぬ場所が、数カ所あるのだ。だが、クレオをそこに連れていくわけには行かん』 「ああ! その通りだ!」 『兵隊を、少し作るかな?』 「そうだな、作っておいても、問題はないだろう? 生成するのか?」 『マルクスを100体ほど作れば問題なかろう』 「その気持はわかるが、マルクスが可哀想じゃないか? どれが今いるのマルクスかわからなくなるだろ?」 『それもそうだ。では、土人形でいいか』 「戦力になって、従順ならそれでいいんじゃねー!」 『そうしよう』 「クレオ、スフィンクスの一番近くで、建物のあるところに行ってみよう。あれ、わかるか?」 「うん、行こう!」  三人は、元いたところの近くに降りた。  文明の跡が見える。どうやら、岩造りの家のあとのようだ。 「道具とか、持ってくりゃーよかったかな?」 「出そうか?」 「んー、今回は頼もうか。次からは、持ってくるからな」  紅葉はクレオの頭をなでた。 「それじゃ、大きめのスコップ、わかるよな? それと、砂遊びをするような小さいスコップ、あとは、ペンキとかを塗る刷毛。三人分頼む」 「うん! わかった。ちょっと待ってね!」  クレオは念じだ。左側の光に、集中した。 『ガシャーーーン!』  見事に成功したようだ。 「おお! すげぇー! ちゃんと出来てる! ありがとう! クレオ!」  紅葉はまたクレオの頭をなでた。クレオは嬉しそうだった。 「さて、本当なら、ユンボとかを入れたいところだけど、現場を荒らしたくないからな。ここはどこもかしこも、遺跡だからな。ゆっくりと行くか!」
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