第一章:琥珀の中の虫
3/8
読書設定
目次
前ページへ
次ページへ
24人が本棚に入れています
本棚に追加
/
56ページ
「事故?」 トマトから目を移すと、パパは訝しそうに片眉を吊り上げていた。 そういう表情をすると、ますます皺が目立っておじいさん臭い顔つきになる。 ここ半年で、特にそれが目立ってきた。 「車同士の追突事故よ」 蛇口を捻り、トマトの表面を軽くすすいでから、ナイフを取り出して切る。 刻んで料理してしまえば、凹んで出来た痣など紛れてしまう。
/
56ページ
最初のコメントを投稿しよう!
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
本棚追加
24
スターで応援
505
スターを送って 応援しよう!
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!