0人が本棚に入れています
本棚に追加
翌日の夕方、お隣が訪ねてきた。
おじいちゃんと言っていいであろう年配の男性が一人。腕に猫を抱いている。
「隣に越してきました水野正一といいます。どうぞ宜しく。」
とても穏やかな雰囲気の老人だ。服装もシャツにチノパンと、清潔感があり、大変好感が持てた。
「あ、こちらこそ。浜田次郎です。何かあったら何でも聞いてください、僕ここ長いんで。」
「ありがとうございます。それじゃあこれで…。」
と、水野が挨拶を終えて軽く頭を下げた…
その瞬間、抱いていた猫が水野に猫パンチを食らわした。しかも連打。
最初のコメントを投稿しよう!