第1章

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「へぇ、そうなんだ。 じゃあ、興味本位できたということですね」 私がなにも答えられずにいると、その店員さんはにやりと笑ったようだった。 「そういう方も数多くいらっしゃいますよ。 けれど、そういう方はここの中にずっと閉じ込められるのですよ」 そして彼女が出してきたのは、真っ白な瓶だった。 「夢を叶える気の無い方は、他の方の夢の材料になっていただいております」 それを聞いて私は逃げ出した。
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